近年、「ニホンジカの個体数が増加して希少な山野草が食べられてまう」と言った、「シカの食害」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。しかしながら、明治から大正時代にかけて狩猟や人工増加などの影響で、シカは著しくその個体数を減らしてきた時代がありました。東京都でも、国の雌シカ捕獲禁止とともに、1976年には奥多摩町を雄シカ捕獲禁止エリアへ指定。さらに1984年には雲取山周辺を鳥獣保護区にすることによって、シカの保護をしてきました(平成29年「第5期東京都第二種シカ管理計画(東京都発行)」より)。
すごく山奥に住んでいるイメージのシカたちですが、実は人間の生活と深く関わりがあるようですね。