
2月11日(金)に降った雪は、森林館付近で30センチほど積もりました。山頂付近も多いところで30センチ以上の積雪があり、登山にはアイゼンやスパッツなどの装備が必須となりました。

森林セラピーロードは雪に包まれました。

足元の雪はひざ下までありました。すでにハイカーが歩いた跡があるので、新雪で足を取られることはありませんが、ハイキングシューズか長靴がないと歩きずらい状況です。

森林セラピーロードを5分ほど進むと、展望台が見えてきます。ベンチはすでに雪の下でした。遠くの雪景色がきれいです。実はここ、檜原都民の森の森林セラピーロードは、東京都の森林セラピー研究会が2007年に「森林セラピーロード」として認定した第1号となる道です。管理事務所のある森林館から三頭大滝まで、全長約1キロ(片道20分ほど)の道のりがあり、他にも様々な散策路が檜原都民の森には整備されています。

森林セラピーロードの途中にこんなクイズ看板もありますので、見つけたらぜひチェックしてみてください。

森林セラピーロードから三頭大滝方面の光景です。途中、2羽で飛び合うオオアカゲラに遭遇しました。

ケヤキの路との分岐には、新しくあずま屋ができました。

滝見橋の上もまっしろです。

氷瀑した三頭大滝も、雪のなかでした。


ブナの路もまた積雪がひざ下までありました。ハイキングにはアイゼンが必須のようです。

歩いて行くと、途中で木の穴に向かってテン(イタチの仲間)の足跡が続いていました。ここで休憩でもしたのでしょうか?!

ムシカリ峠の様子です。ここも積雪がひざ下までありました。山梨県側から冷たい風が吹き込み、一気に寒さを感じます。


西峰到着です。どこも雪が多いので、休憩するときは敷物があると便利かも知れません。

下山路では雪から飛び出た岩にアイゼンが引っかからないよう、慎重に歩いていきます。両脇にそびえるブナの巨木が圧巻です。頭上からはイカルやアトリ、ゴジュウカラの鳴き声が聞こえてきます。

登山道のあちこちには、このような道標が設置してあるので安心して登山できます。

途中でヒノキの木肌がボロボロになっていました。

近づいて観察してみると・・・、ニホンジカの体毛(指先)が付着していました。ニホンジカが角を研ぐときに、身体も一緒に擦りつけたようです。

鞘口等のテラスまで下山してきました。ここまで来たら、森林館まであと20分ほどで到着します。


木材工芸センターまで下山すれば、除雪されていていっきに歩きやすくなりました。

雪の三頭山はどうでしたか?いろいろな季節で変化していく三頭山登山に、ぜひ挑戦してみてください!