現在、森林館周辺ではカケスやヤマガラ、コガラ、ミソサザイが良く観察できます。
登山や自然散策へ出かける前はぜひ森林館窓口で野鳥や自然の情報収集をしてから出かけてみてはどうでしょか!
今日は巡視をしていた野外利用指導員から「イワヒバリがいる」との無線に、カメラを持って現地へ急行。
今回観られたイワヒバリは八ヶ岳などの高山帯に棲息し、冬場になると標高を下げて山地帯へやってきます。檜原都民の森では開園以来3例目の記録となる珍しい野鳥です。イワヒバリを一番最後に園内で見たのは、20年近く前のことだそうです。
道に落ちた草の種子を食べているようで、4~5メートル目の前のところを絶えずチョロチョロと歩いていました。
その他にも良く観察できる冬鳥として、奥多摩周遊道路には「ルリビタキ」がいました。
ヒタキ科の仲間で、青く美しい宝石の「瑠璃」がその名前の由来と言われています。
こちらは緑色でも「アオゲラ」というキツツキ科の仲間の野鳥です。
「青々とした緑」という表現があるように、アオゲラやアオバトのように緑色をした野鳥を「青色」と表現し、ルリビタキやオオルリ、コルリのように青色をした野鳥を「瑠璃色」と表現することが良くあります。
皆さんも冬鳥を探しに森を歩いてみませんか?