駐車場から売店を過ぎていくと、ヘンテコな木の実が道に落ちていました。正体は「猫にまたたび」のマタタビの「虫こぶ」でした。マタタビの実を食べると、「また旅に出たくなる」と言われたのが名前の由来のようです。夏に開花する時期になると、葉を白くさせて昆虫を誘引させると考えられているマタタビですが、木の実以外にも「虫こぶ(Insect gall)」というモノをつけます。植物に昆虫(時にダニや寄生虫、菌類)などの寄生生物の寄生によって、ヘンテコな木の実や葉ができあがります。
檜原村では、マタタビの虫こぶを焼酎に漬け込んでいるところもあります。